ハイエンドFPGAボード
Griffin ハイエンドFPGAボードはIntel®のハイエンドFPGA Agilex™ 7 F series (AGFB027) を搭載しているPCI-Express Gen.4 x16カードです。
100GbpsのQSFP28ポートを2基、DDR4メモリを16GBを備え、超高速映像伝送・映像編集など、大量のデータフローを必要とするシステムに最適なプラットフォームです。
特長
最高クラスのFPGAファブリック
Griffinに搭載されているFPGA Intel® Agilex™ 7 F series AGFB027は最高クラスのロジックエレメント 2.7M LEsを誇ります。
加えてファブリック専用16GB DDR4メモリを搭載。
従来では別ボードに分けざるを得なかった機能も1ボードに収まるようになります。
QSFP28ポートを2基搭載
100Gbpsの転送速度を誇るQSFP28ポートを2基搭載。
高速なデータ転送が可能です。
併せてIEEE1588の時刻同期機能、SMAコネクターでの1PPS入出力の実装も可能です。
Cortex®-A53 CPU + 2GB DDR4 SDRAM
Intel® Agilex™ 7 F seriesに内蔵されているArm® Cortex®-A53 クアッドコアCPU。
CPU専用の2GB DDR4メモリ、FPGAファブリックと併せてSoCを構築することが可能です。
BMCを搭載
Board Management Controller (BMC) として、Intel® MAX® 10 CPLDを搭載。
電源/温度管理、リセット制御、FPGAのコンフィギュレーションを司ります。
Intel® Agilex™ 7 F series FPGAを搭載
- Griffinは第3世代Intel® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載サーバーで動作するFull Height 4/3 Lengthフォームファクターのシングル スロット カードです。
- 外部I/Fは最大100GbpsのQSFPを2基、1PPS in/out用のSMAコネクターを搭載します。
- 内蔵メモリは、FPGA Fabric用に16GB DDR4、FPGA内蔵Arm® Cortex® -A53 CPU用に2GB DDR4を搭載します。
映像伝送・トラフィック処理などハイパフォーマンスが必要な用途に活用可能です
仕様概要 ※2023年9月現在
名称 | Griffin |
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FPGA | Intel® Agilex™ 7 AGFB027R25A2I2V |
Ethernet I/F | 100GbE x2 /25GbE x2 x2/10GbE x8 |
フォームファクター | PCI Express Gen.4 x16 |
RAM | 16GB DDR4 (FPGA Fabric用) + 2GB DDR4 (FPGA内蔵CPU用) |
カードサイズ | フル高さ・3/4サイズの長さ (Full Height 3/4 Length) |
電源 | バスパワー最大75W + 4x2ピンコネクター最大150W (バスパワーのみの動作は不可) |
ボードマネージメントチップ | Intel® MAX® 10 |
時刻同期機能 | IEEE 1588対応、1PPS in/out SMAコネクター |
Griffin ブロック図
~ Griffin ボード活用例 ~
ST2110 IP Package (Macnica Media over IP Packageなど) を組み込んで、放送業界向けの映像信号入出力・編集用途に使用可能です。従来の12G-SDIに比して高いスループットを発揮可能なIP (Griffinは最大100Gbps) での入出力と高性能大規模FPGAの処理性能により、4K映像の多系統入出力が可能になります。 ※ 2023年11月以降Media over IP PackageをGriffinに組み込んだ映像伝送デモ完成予定
映像伝送IPブロック図
ST2110 IP Package / Macnica Media over IP Package https://www.m-pression.com/solutions/hardware-software/media-over-ip-package