製品・ソリューション
通信事業者ネットワークテスト
LTE(Long Term Evolution)は、近未来のユビキタス生活を本格的に実現する次世代技術として、我々の生活を革新してきました。従来からのアプリケーションである電子メールやウェブ閲覧の高速化だけでなく、下り100Mbps、上り50Mbps という高速無線伝送技術により、ワイヤードの世界のみに許されていたHD クオリティでのビデオストリーミングをワイヤレスの環境においても実現してくれます。また我々が従来の3G でフラストレーションを感じていた接続時間(C-plane 遅延)や伝送時間(U-plane 遅延)を劇的に改善してくれる技術であることも見逃せません。LTE では高速なIP アプリケーションをワイヤレス環境で提供するため、OFDMA ( Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access ) やMIMO(Multi-Input Multi-Output)、そしてSAE(System Architecture Evolution)など、最新の技術を導入し、帯域の拡大と遅延の低減を同時に実現しています。そしてLTE ネットワークにおいてこれらのパフォーマンスを実現するために最も複雑で重要なノードとして注目されるのがeNB(evolved NodeB)とEPC(Evolved Packet Core)です。ハイパフォーマンスなLTE ネットワークを構築する上でeNB・EPC の高速化はベンダーにとって死活問題といえます。
Artiza LTE TesterはC-plane/U-planeにおける機能試験はもちろん、eNB・EPCのパフォーマンスを評価する上で最も重要な複数レイヤにまたがった複雑な試験まで、幅広い手法を提供しています。また、アルチザは業界初の試みとして「LTE eNB評価手法(LTE eNB Evaluation Methodology)」を確立し、eNBの品質を最終的に担保する安定性や耐負荷性能の評価手法までを提供しました。これらの手法はアルチザが世界で最も先進的といわれる日本市場において、ベンダーやオペレータとの協力のもと長年にわたり築き上げてきた貴重なノウハウであることはいうまでもありません。