5G NR、LTE、NB-IoTユーザー機器の
エンドツーエンドテストに最適なソリューション
AMARI
Callbox
概要
プラグ・アンド・プレイ形式で必要機能をPCにパッケージ・統合化し、LTEおよび5G NRのあらゆるタイプのUEのテストに対し、高度な構成を備えた理想的なテスト・ソリューションです。
本機は3GPP準拠のeNodeB、gNodeB、EPC、および5GCとして機能し、5G NR、LTE、LTE-M、およびNB-IoTデバイスに対する機能試験およびパフォーマンス試験の実行が可能であり、IMSサーバ、VoLTEおよびeMBMSテスト用のeMBMSゲートウェイ機能を提供します。
本機は、屋内/屋外のLTEネットワークと同等のベースバンド機能を提供するLTEソフトウェア・スイートを提供します。
特長
自動テスト設定およびスクリプト 広範なWebSocket APIのサポートにより、リモート・コマンドを送信し、テストの自動化を簡単に |
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簡単な設定 ソフトウェア・リリースにJSONファイルによるサンプル構成が含まれており、機器のコンフィギュレーションを簡単に設定可能 |
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エンド・ツー・エンドでのデータ・テスト 標準のLinuxのユーザ空間モード上で実行することによる、IPサービスとの統合 |
チャネル・シミュレーション 様々なDLチャネルタイプのシミュレーション機能をサポート |
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テスト機能 エラーケースのシミュレーション用に、プロトコルの正常動作に対するオーバライド機能をサポート |
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周波数に依存しないシステム 全てのFDDおよびTDD周波数バンドをサポート |
ロギング情報の収集・表示、および測定の実行 3GPP LTEおよびNRスタックのすべてのレイヤに対するロギングの選択機能、および表示、および各種グラフおよび解析ツールの提供 |
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ハイ・パフォーマンス 複数のUEおよびセルをサポートする高度に最適化されたソフトウェア |
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3GPP機能をいち早くサポートすることにより、開発中の新製品に対する迅速な検証が可能 |
仕様
製品 | mini | Classic | Advanced | Ultimate | Extreme |
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外観 | |||||
サイズ (mm) | H78 x W200 x D250 | H300 x W270 x D350 | H460 x W230 x D530 | H460 x W230 x D530 | H460 x W230 x D530 |
重量 (Kg) | 2.2 | 11 | 14 | 14 | 18 |
CPU | X86 architecture | X86 architecture | X86 architecture | X86 architecture | X86 architecture |
#PCIe SDR | 1 | 3 | 2 | 4 | 6 |
最大DLスループット | 190 Mbps | 600 Mbps | 4 Gbps | 5 Gbps | 9 Gbps |
Σ(Bi*Li) *1 | 40 | 120 | 800 | 1600 | 2400 |
最大LTE cell数 | 1 | 3 | 4 | 8 | 12 |
最大5G cell数 | 1 | 3 | 4 | 8 | 12 |
最大合計 cell数 | 1 | 3 | 4 | 8 | 12 |
*1 Bi:セルの帯域幅(MHz)、Li:セルのDLのMIMO レイヤ数
ユースケース
国内UE開発メーカー様:NTN(HAPS)の実証実験に向けたLTE, 5G NR通信の検証
導入背景
このお客様はHAPSを経由して通信を行うUEを開発していました。
導入経緯
HAPSの実証実験のために基地局相当の動作をエミュレーションする製品を探していました。
製品採用のポイント
某メーカーによる、Amarisoft製品とHAPSの接続実績から採用。
このお客様は、早急にHAPSを経由したLTE、5G NR通信の検証を実施する必要があり、アルチザの導入支援による検証期間の短縮と検証品質に効果が期待できるAmarisoft製品を採用。
さらに、リードタイムにも弊社デモ機をご使用いただき事前検証が可能となった。
導入効果と今後の展望
3GPPの専門知識を持つアルチザの導入支援による検証期間の短縮と検証品質の担保、HAPSとの事前接続試験による通信課題の洗い出しに期待。
国内自動車販売メーカー様:自動車システムの通信モジュールに対してLTEでの疎通確認
導入背景
国内メーカ他社の基地局シミュレータを使用しており、試験評価系の増設に伴い、同等の動作をする製品を探していました。
製品採用のポイント
他社製で行う評価と同じ内容がCallbox miniでも行うことができたこと。
Callbox miniの方が他社製と比較して安価で、軽量であり持ち運びが容易であること。
導入のプロセス
PoCで対向機器である”自動車のアラーム発生の検知や駐車位置などをユーザに知らせるシステム”の通信モジュールに対してLTEでの疎通確認を行う。
導入効果と今後の展望
他社製1台を導入する金額以下で、Callbox miniを複数台導入し試験評価系を増やすことができました。
今後はLTEのみならず5Gでの接続も目標に入っており、さらに開発や評価を進めていくことになっています。
国内通信事業者様:5Gコアの動作検証・評価
導入背景
5Gの検証を行うチームで、5Gコアの動作検証/評価を進めており対向機器として接続可能な基地局装置を探していました。
導入経緯
基地局相当の動作が可能であり、ログ解析やモニタリングの確認を行うことができる製品としてCallboxの検討をしました。
製品採用のポイント
実際の基地局のようにエミュレーションすることが可能な製品であること。
Callbox内部の5Gコアの機能を必要に応じてオン/オフできること。
導入のプロセス
UE側からCallbox、5Gコアを経由してインターネットに抜けることを確認し、5Gコアの動作試験検証を行う。
導入効果
顧客が使用している5Gコアの動作検証、チューニングをスムーズに行うことができました。
スマートメータ製造業者様:実フィールドで起こる弱電界やノイズ, 干渉時の評価・検証
導入背景
LTE Cat.M端末の開発評価において実フィールドで起こる弱電界やノイズ, 干渉時の評価・検証に苦慮していました。
導入経緯
展示会で本製品を見た事がきっかけで、検討を始めました。
製品採用のポイント
容易に接続確認が行え、評価・検証がスムーズに行えること。
海外製品を国内メーカがサポートでスムーズに問題の解決ができること。
導入効果と今後の展望
スマートメータ以外にも工業機器向けにも転用できる。
アルチザネットワークスによるサポート
- サポートはモバイル基地局の負荷試験機開発で4G,5Gを知り尽くし、O-RAN ALLIANCEで基地局の負荷試験の標準化活動にも貢献しているアルチザネットワークスにお任せください。
- 弊社エンジニアによる事前検証を実施し、品質を担保しております。
- 初期導入サポート、運用サポートをいたします。
- 弊社とAmarisoft社との密な連携により、お客様の要望に沿ったカスタマイズにも対応いたします。
- お見積り、ご興味、デモンストレーション依頼、デモ機貸し出し依頼、ご不明点がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。