最初のステップとして、試験の範囲、目的、方法などを含む試験計画を立案します。試験の全体的な方針や目標、予定されるスケジュール、使用する機器やシステムの仕様などを明確にします。
試験計画書に基づき、実際の試験に使用するシナリオを作成します。シナリオは、特定の条件やパラメータでの試験をするための一連のステップや指示です。これには、通信の種類、周波数帯、データ量などが含まれます。
試験実施時には、作成したシナリオに基づいて、試験機と基地局を適切にセットアップし、実際の試験操作を行います。これには、シナリオの実行、試験機/基地局の操作、データの収集が含まれます。試験の過程で問題が発生した場合は、問題の特定と解決を行います。
試験の実行が完了した後、収集したデータや試験結果を分析します。基地局のパフォーマンスや挙動を評価・検証し、シナリオに基づく振る舞いとの比較が行われます。解析の過程で、問題の原因を特定し、必要に応じて改善策を検討します。
最後に、試験結果をまとめた報告書を作成します。この報告書には、試験の目的、使用したシナリオ、試験結果の要約、分析結果、特定された問題点、推奨される改善策などが含まれます。
岩手県滝沢市に既設のTDC （滝沢デベロップメントセンター）に隣接するT3C （滝沢テレコムテストセンター） において、第5世代移動体通信方式「5G」に対応した基地局などの機器のテストを行っております。また2030年に向けて、さらに高度化が進む「Local 5G」や「5G evolution」、さらには「6G」に対応した機器の相互接続試験も行ってゆく予定です。
複数の企業が同時にラボを利用することを想定
それぞれのラボは独立させて機密が漏れる心配がないようセキュリティを確保
家族でも暮らせるほど快適で長期滞在が可能な宿泊スペースをラボの2階に用意
