Artiza Networks, Inc.

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Message from CEO 2019

床次 隆志

代表取締役会長 床次 隆志

3GPP Plenary(移動通信システムの標準化団体)は、LTEと連携して稼働させる「ノンスタンドアロン方式」の5G仕様策定を2017年12月に完了し、6月14日の会合によりLTEとの連携をせず、5G単体で動作する「スタンドアロン方式」の標準仕様の策定までを完了させました。これにより、晴れて次世代移動通信「5G」の通信方式である「5G NR」(5G New Radio、以後5G)の標準仕様の策定がすべて完了したことになります。数Gbpsを超える大容量、数msecレベルの低遅延通信、無数のIoT機器をネットワークでつなぐ「5G」時代が文字通り「目前」に迫っています。国内移動体通信オペレーターはラグビーワールドカップでの「5G」プレ商用サービスの実施を予定。2020年の東京オリンピックでは本格的な商用サービスが始まると言われています。

このような事業環境の中、2019年、アルチザは引き続き、以下を重点として、事業を展開してまいります。

  1. 5Gテスター製品の国内向け・海外向けリリース
    従来より最重要課題として開発してまいりました5G基地局システム試験用テスター「DuoSIM-5G」を国内外のオペレーター・ベンダーのお客様にリリースいたします。LTE/LTE-Aで使用されておりました「DuoSIM-A/DuoSIM-A2」からマイグレーション可能な柔軟な製品アーキテクチャにより、既存のお客様のスムーズな導入を実現。Tier-1オペレーター・ベンダーに最初に選ばれる5Gテスター製品を目指して取り組んでまいります。
  2. パケットキャプチャ製品の開発
    従来より取り組んでまいりましたパケットキャプチャ製品「etherExtractor」のパフォーマンスアップ、機能拡張およびラインナップの充実にも引き続き力を入れてまいります。また、顧客の多様なニーズに対応するため、周辺製品の拡充にも努めてまいります。テレコム・放送・金融におけるフォレンジック、トラブルシュートなど、パケットキャプチャが必要となるあらゆる場面で、信頼してお使いいただける製品がご提供できるよう取り組んでまいります。

2019年、アルチザは、全社を上げてこれらのテーマに取り組むことにより、一つ上のステージを目指します。

1960年8月24日生まれ 兵庫県出身

東京理科大学理学部物理学科卒業

大手自動車部品メーカーでエンジニアとして勤務したのち、「これからは通信関連ビジネスの時代」と感じて、通信計測器メーカーに転職。1990年、自らのアイデアを形にするために、独立を決意。株式会社アルチザネットワークス(旧名エイブルコミュニケーション)を設立。

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