Traffic Generations

DuoSIM ManagerはC/U-planeにおけるプロシジャー・オリエンティッドなパフォーマンスを評価するための機能群を備えています。LTE eNBを評価する上で最もクリティカルなテストにRACH Preambleがあります。Uplinkの無線サブフレーム上には最大64のRACH Preambleのシーケンスを転送することができますが、eNBの受信能力の上限をテストするためには、UE-SIMにこれをジェネレーションする能力が必要となります（Figure 1）。DuoSIMはRACH Preambleだけでなく、PagingやRRC Connection Establishmentなど、プロシジャーごとに限界性能を評価する、ミクロ・バースト的なテストを実現する機能を搭載しています。 一方、Load Scheduler（Figure 2）はマクロ・バースト的なトラフィックをスケジュールするツールで、eNB内のリソース（メモリ/無線リソース/コネクションテーブル）管理における不具合や、マルチタスク処理における予期しないステータスやタスク優先順位、またベースバンド処理との連携不具合などが原因となる問題を再現してくれます。eNBのフィールドトライアルの前にLoad Schedulerを使用して実網のトラフック・パターンによる負荷試験を行っておけば、これらの問題を事前に解決しておくことが可能となります。また、ネットワークのパフォーマンスを把握するために大変重要な統計情報は、C/U-plane上のすべての統計カウントを長時間保存できるだけでなく、U-planeではCellやUE、またLogical Channelを指定して統計情報を保存・表示することも可能です（Table 1/2）。

Figure 1 :  RACH Preamble Generation

Figure 2 :  Load Scheduler